2024年7月26日からフランス首都・パリで開催されている「2024年パリオリンピック」。
7月30日に行われた射撃の混合エアピストル競技で、軽装に片手をポケットに入れて銀メダルを獲得するという選手が現れました。
一体何者なのか、リサーチしました。
“無課金おじさん”と言われている理由とは
他の出場選手が射撃専用のゴーグルやイヤーマフを着用している中、一般的なメガネにその辺で買えそうな耳栓、それにTシャツという、逆に目立つくらいの軽装で参加されるトルコの選手がいました。
さらに、左手をポケットに入れたまま撃つという冴羽をイメージしてしまうような雰囲気。
装備にほぼお金が掛かってないであろうその装いから、”無課金おじさん”という呼び名が話題になったようです。
トルコの準軍事組織の元下士官だった
この方の名はユスフ・ディケチュ(Yusuf Dikeç,)さんで、現在なんと51歳。
トルコの準軍事組織「ジャンダルマ総司令部」の元下士官であり、憲兵隊スポーツクラブ(Jandarma Gücü)の会員だそうです。
異様な雰囲気を放っていたのは銃を扱うプロだったから、ということですね。
射撃競技は2001年から始めていたようで、以降、軍および国家代表チームの一員として活動しているとのこと。
様々なピストル競技種目において、何度もトルコ国内チャンピオンとなり、国内記録を保持している名選手でした。
この独特な装いとスタイルは彼にとってはいつもの事だったようです。
現地の主要日刊紙で評判にコメント
トルコの主要な日刊紙「ヒュッリイェト (Hürriyet) 」で取材に応じるというものがありました。
その中で、SNSで大きな話題になっていることについて以下のように語っています。
私はSNSをあまり積極的に使う方ではない。
友達に教えてもらい、本当にびっくりした。
スポーツ選手が海外で戦う時は、その国を代表するという存在になる。
そんな立場で、世界中からポジティブな反応をもらえることが嬉しい。
次の目標は2028年のロサンゼルス大会。
金メダルを獲得した友人には、“このメダルは、一旦、あなたたちに託すけど、2028年に取り戻す”と言ったんだ。
次の大会でも出場される予定とのことで、今後ますます注目が集まりそうです。
ネット上では以下のような意見が挙がっています。
シティーハンターの冴羽 獠とは射撃の構えもマッチするんだよな。
彼の姿を見ると、シンプルであることがいかに力強く、そして美しいかを改めて感じさせられます。
照準の合わせ方も腕上げてビタ止めするしブレもないしでド素人が見てもやばさがよく分かる。
ラフそうな服装、平凡なメガネ、少し出たお腹やポケットに突っ込んだ手、全ての要素が“ふらっと立ち寄った感”を演出している。
ガンを日常使いしてそう。髪が銀髪なのもヒットマンっぽいですよね。
日本でも注目が集まっているユスフ選手、今後の活躍が楽しみですね。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
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