2007年の大阪国際女子マラソンで優勝や、世界選手権でも入賞歴のあるマラソンランナー・原裕美子さん。
なんと万引きで逮捕されたというニュースが。
一体何があったのか、リサーチしました。
目次
プロフィール
- 名前:原 裕美子(はら ゆみこ)
- 生年月日:1982年1月9日
- 出身地:栃木県足利市
- 身長:163cm
- 体重:43kg
- 職業:女子陸上競技選手(長距離走、マラソン)
コンビニで万引きした窃盗容疑で逮捕
2017年8月17日、万引きの窃盗容疑で逮捕された原裕美子容疑者。
容疑の内容は7月30日午後4時ごろ、足利市大月町にある「セブンイレブン足利大月町店」で化粧水、菓子などの商品を8点(計2673円)を万引き。
警察の取り調べに対して、“間違いありません”と容疑を認め、“他にも万引きしていた”」と供述し、淡々と調べに応じているという。
逮捕報道後、週刊誌などの取材に応じた方々からは何故?という声が多く出ています。
実の父親は以下のように話している。
何で万引きしたのか。カネを持っていないわけではない。
欲しければカネで買えばいい。そこが魔が差したのか?
かつて原容疑者を指導していたという小出義雄さんは以下のように話している。
びっくりした。(現役時代は)一生懸命に陸上の練習をしていた。サボらずに、本当にくそまじめだった。
万引をやるのは原因があると思うけれど、何か言ったら”はい!”という普通の子。
引退は『やるだけやったけれど、思うように走れない』ということだった。
(陸上を)やめてからは話したことはないが、残念というか、何でなんだろう。
また、スポーツジャーナリスト・レース解説者の増田明美さんは以下のように話している。
信じられない。何があったのか・・・。
泣きながら走るような頑張り屋さんで、レセプションにジャージーで出席するような純朴な子だった。
(アマチュアの)指導者として頑張っていると聞いていた。
一体何が彼女を犯罪へと導いてしまったのか。
好成績残すも体調不良で現役引退を余儀なくされる
原容疑者は高校卒業後の2000年、電子機器の大手である京セラへ入社。
2005年にはフィンランド・ヘルシンキで開催された「第10回世界陸上競技選手権大会」女子マラソン代表に選出され、日本女子トップの6位入賞という輝かしい成績を残しました。
2007年には大阪国際女子マラソンで優勝し、世界陸上大阪大会の代表に選出されましたが18位という厳しい結果に。
その後は2008年の名古屋国際女子マラソンでは4位、2009年の大阪国際女子マラソンでは3位に終わり、オリンピックなど世界レベルの大会で代表入りすることは出来ませんでした。
同年に京セラを退社し、2010年に小出義雄代表率いるユニバーサルエンターテインメント(佐倉アスリートクラブ)に移籍。
2010年8月に開催されたフルマラソン「北海道マラソン」で優勝し、復活を遂げたと思われた矢先、2011年8月の「北海道マラソン」で足の痛みにより途中棄権。
懸命な治療を続けるも、故障は悪化し2013年3月にユニバーサルエンターテインメントを退社しています。
引退後はスーパーで働き、陸上教室で先生も
現役引退後、地元の栃木県足利市に戻った原容疑者。
各報道によると、足利市の外郭団体(官公庁の組織外で出資・補助金を受けるなどして補完的な業務を行う団体)に勤務し、市民ランナーのような形でマラソンに参加。
足利尊氏公マラソン大会にゲスト走者として招待されていたこともあるという。
その後、2016年秋に結婚を機に退職。
しかし、結婚式を挙げたものの婚姻届は提出せず、相手の男性と同棲もしていなかったそうです。
この理由について父親は“破談になり籍を入れてもらえなかった”と話しています。
現在は足利市内にあるスーパーで契約社員として働き、陸上の教室で子供達にマラソンを教えていました。
原容疑者のフェイスブックを見ると、子供達にマラソンを指導している姿や、楽しそうにお酒を飲む写真などが投稿されています。
これらを見る限り、万引きをしてまで生活に困るようには見えないのが正直な所。
常習的に万引きをしていたという話が出ているため、何かしらの精神的ダメージが原因だった見方が強いです。
ネット上では以下のような意見が挙がっています。
オリンピック前にアスリートのセカンドキャリアを、もっと真剣に考えるべきだと思う。
マスコミ、こんなに叩かなくてもよくね。現在の彼女は一般人でどちらかといえば弱者だろ。
たぶん心を病んでたんじゃないかな。日本代表として日の丸を背負ってたのに、悲しすぎると思う。
お金に困っていたから、とかではなくこころの病気かも知れないですね。
スポーツ選手の使い捨て的な環境も良くないよな。殆どの方は今までとは全く縁がない環境で生計を立てていかなくてはならない。
アスリートが引退した後の生活について、キャリアサポートを考えるべきという声が多く挙がっています。
犯罪に手を染めてしまうことは当然ながら悪いことですが、そうなってしまう前に何か仕組みを考えていく必要がありそうです。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント
江川紹子さんの記事も読んでみたらいかがですか?
コメント頂きありがとうございます。
記事読みました。
良い勉強になりました、教えて頂きありがとうございます。